私の後ろにできた道
春
出会いと別れの季節
Facebookに友達申請がきていた
一つ年下の友達
プロフィールには「京都大学」と書かれていて
影でとても頑張り屋さんが
120%の力を振り絞って頑張っている姿が目に浮かんだ
その子も愛知県という慣れた土地を離れて
1人京都に旅立つのだなと思い
1年前の私と重なった
もう1年たったのだ
偏差値ではなく自分のやりたいこと
自分に合っていると思えた雰囲気を選んで
模試の結果が余裕のA判定だった
この場所を選んだ
そのときは自分の選択が
本当にあっているのか分からなかった
けど今なら分かる
本当に良かったなと心からそう思えるのだ
寮から始まった大学生活も
不安でいっぱいだったけどなんとか過ごせた日々
それは
楽しいことばかりではない
辛いことだってあった
もう本当にたくさん
しっかり進んできた毎日毎日一歩ずつ
目を閉じる
後ろを振り返ると
自分で選んで進んできた道がある
横には私を支えてくれる家族や友人の姿
下をみると自分の足が見えた
履きなれた靴とともに
前を向くと
真っ白な景色
まだなにも決まっていない未来
真っ白なキャンパス
描くのは主役である私
何を戸惑うことがある
何が怖くて立ち止まっているの?
上から声が聞こえる
そうだ
「レールの上を走りたくない」
昔の自分も今の自分も
この部分は変わらないのだ
人生の岐路に立たされているときに
高村光太郎さんの『道程』と
ヒルクライムさんの『ルーズリーフ』を思い出します
まだまだ先が長い人生
先の見えない未来を楽しみにしながら
今をちゃんと生きれればと思います